インフルエンザにかかったあと、
「いつから学校に行っていい?」
「仕事はもう復帰して大丈夫?」
と悩む方はとても多いです。
この記事では、
学校と仕事、それぞれの再開時期の目安と、
注意点についてわかりやすく解説します。
結論:学校と仕事で基準は少し違う
インフルエンザ後の復帰時期は、
学校(出席停止)と仕事(出勤)で考え方が異なります。
学校はいつから行っていい?(出席停止期間)
学校保健安全法では、
インフルエンザは出席停止と定められています。
登校できる目安は次の通りです。
- 発症した日を0日目として5日を経過
- かつ解熱後2日(幼児は3日)を経過
この両方を満たしてから登校可能となります。
例:
月曜日に発熱 → 発症0日目
金曜日まで5日経過
水曜日に解熱した場合 → 金・土の2日経過後、
最短で翌週月曜日から登校可能となります。
仕事はいつから行っていい?
仕事については、法律で明確な日数は決まっていません。
一般的な目安は次の通りです。
- 解熱している
- 全身状態が良い
- 強い咳や倦怠感がない
- 周囲に感染させるリスクが低い
多くの職場では、
解熱後2日程度を目安に復帰することが多いです。
ただし、医療・介護・保育などの職種では、
より慎重な対応が求められることがあります。
まだ出勤・登校を控えた方がいいサイン
次のような状態がある場合は、
無理に復帰しない方が安全です。
- 微熱が続いている
- 咳が強く出る
- 全身のだるさが強い
- 息切れや動悸がある
これらは回復途中のサインであり、
無理をすると回復が遅れることがあります。
薬を飲んでいるかどうかは関係ある?
治療薬(タミフル・ゾフルーザなど)を飲んでいるかどうかは、
登校・出勤の可否には直接関係ありません。
重要なのは、
発症からの経過日数と症状の改善です。
まとめ
学校の場合は、
発症後5日経過し、解熱後2日(幼児は3日)経過してから登校可能です。
仕事の場合は明確な決まりはなく、
解熱後2日程度を目安に、体調を見て判断します。
いずれの場合も、
無理をせず、周囲への感染リスクを考えて行動することが大切です。


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