子育てをしていると、「ゲームはさせていいの?」「依存にならない?」といった悩みをよく耳にします。
私は医師であり、3人の子どもを育てる親として、ゲームに対しては**“時間と使い方を決めていれば肯定派”**です。
この記事では、小学生がゲームをすることについて、私が肯定的に考えている理由と、家庭でのルールづくりの工夫についてまとめます。
肯定の理由
ゲーム=悪ではない。むしろ「挑戦と工夫」が詰まった学びの場
多くのゲームには、
- 難しいステージを何度も挑戦してクリアする
- 時間内にミッションを達成する
- チームや相手の動きを考えて行動する
といった、「問題解決能力」や「状況判断力」を鍛える要素が詰まっています。
一見遊んでいるようで、思考力・集中力・粘り強さなど、意外と真剣に取り組んでいることが多いのです。
時間のルールを守れば、むしろプラスに働く
私の家庭では、
- 1日のゲーム時間は30分〜1時間まで
- 宿題と勉強を終わらせてから
- 外遊びも同じくらいの時間を大事に
というルールを決めています。
ポイントは、他の活動(勉強・運動・家族との時間)を妨げないようにすること。
ゲームはリフレッシュにもなりますし、きちんと区切りをつける習慣にもつながります。
さらに、Nintendo Switchであれば、「みまもりSwitch」アプリを使って保護者がプレイ時間の制限や通知を設定できるため、親子で安心してコントロールしやすくなっています。
コミュニケーションの場としてのゲーム
今の時代、友達との会話の中で「どのゲームやってる?」「昨日あのステージ難しかったよね」という話題は日常茶飯事です。
完全に禁止してしまうと、会話についていけず孤立するリスクも。
むしろ適度に経験しておくことで、子ども自身の人間関係にも良い影響があると感じています。
ゲームとの付き合い方を学ばせる機会に
「ずっとやっていたら目が悪くなるよ」「やりすぎると疲れて他のことができなくなるよ」と、親子で会話しながらセルフコントロールを育てるきっかけにもなります。
制限ばかりではなく、「どう使うか」「どう楽しむか」も子どもに考えさせることが大切だと考えています。
まとめ:親が見守りつつ、ルールを作ればゲームは「学び」になる
ゲームは使い方次第。
ルールなしで与えるのは危険ですが、親がルールを作り、見守る姿勢があれば、大きなメリットをもたらすものだと感じています。
子どもと一緒に話し合いながら、日々の生活の中で上手に取り入れていけるといいですね。
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