昨日の放送で物語は大きく動きました。
宇都見の自白により、一見すると事件は解決に向かったかのように見えます。
しかし、本作がここで終わるとは到底思えません。
むしろ今回の展開は、「真犯人を隠すための最大のミスリード」だった可能性が高いと考えています。
◆ 昨日の大きな動きが意味するもの
宇都見がすべての犯行を認めたことで、視聴者の多くは一度「安心」しました。
ですが、冷静に振り返ると次の違和感が残ります。
- 動機が弱く、感情の説明が不足している
- 過去の伏線と完全には噛み合っていない
- 主人公が“真実に辿り着いた感”がない
これらは、最終回直前に用いられる典型的な「偽の終着点」の特徴です。
◆ 真犯人予想【本命】今國一成
私が真犯人(黒幕)として最も可能性が高いと考えているのは、
今國一成です。
彼はこれまで、前に出すぎず、しかし物語の核心から外れない位置に存在してきました。
- 直接的に疑われにくい立場
- 事件関係者全員と接点を持てる距離感
- 「いいこと」をしている側に見える振る舞い
本作のタイトルでもある「いいこと/わるいこと」を考えると、
“善意から始まった行動が、最悪の結果を生む”という構図は非常にしっくりきます。
◆ 宇都見は「実行犯」、今國は「設計者」
宇都見の自白が完全な嘘だとは思いません。
むしろ彼は「手を下した側」であり、
今國は「全体を組み立てた側」だったのではないでしょうか。
・誰が恨みを持つか
・誰が追い詰められるか
・誰が罪を背負うか
それらを静かに整えていた人物こそが、真犯人だと考えます。
◆ 対抗・大穴について
対抗としては東雲、大穴としては紫苑生存説も考えられますが、
物語のリアリティと伏線回収を考えると、
「今國=黒幕」が最も美しく、無理のない結末です。
◆ まとめ
昨日の大きな動きは「解決」ではなく、
真犯人を浮かび上がらせるための布石だった。
最終回で問われるのは、
誰が一番「いいこと」をしているように見えたかなのかもしれません。


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