三つ子妊娠中の入院生活は、想像以上に体力的にも精神的にも消耗する時間でした。特に「マグセント」(硫酸マグネシウム)の点滴が始まってからは、副作用との戦いの日々。本記事では、医師である私(夫)の視点で、当時の妻の入院生活と、医学的な解説、そして同じ経験をされる方への具体的なアドバイスをまとめました。
これから多胎妊娠で入院される方、ご家族として支える立場の方の参考になれば幸いです。
入院生活 ~薬の副作用との闘い~
不安の中入院となったおさ。
絶対安静に加えて、マグセントという点滴が始まりました。
切迫早産の治療に使われる、子宮の収縮を抑制する薬です。
この薬の副作用がすごいんです!後で知ったんですが、別名 妊婦殺し と言われる薬だそうで、おさはずっと「暑い暑い!!」と言ってました。
同じ病院で働いている私の毎日の日課は、水とお茶を凍らせたペットボトルを届けることでした。ずっと氷を抱きかかえて枕にして寝てました。
暇つぶしにはhuluでドラマとか映画!
暑くて眠れないときは3時まで見てたそうです・・・
毎日何度かノンストレステストをしてもらいます。
毎日毎日その結果を聞いてびくびくする私・・・、まあなんとかなるでしょとおさ
不安を抱えながら入院生活を過ごすのでした。
🛒 この記事で紹介した商品は楽天ROOMでもまとめています
楽天ROOMを見る →医師目線で解説:マグセント(硫酸マグネシウム)の副作用
「妊婦殺し」とも呼ばれるマグセントですが、なぜこんなに副作用が強いのでしょうか?医師として簡単に解説します。
主な副作用
- 体感的な熱感(火照り):血管拡張作用により全身が熱く感じる
- 顔面紅潮:血管拡張による
- 倦怠感・脱力感:筋肉への影響
- 悪心・嘔吐:自律神経への影響
- 呼吸抑制(重症時):高用量投与時に注意
なぜ熱く感じるのか?
マグセントは血管平滑筋を弛緩させる作用があり、これにより末梢血管が拡張します。皮膚血流が増加することで「火照り」「熱感」を感じます。妻が「暑い暑い!」と言い続けたのはこのためです。
ただし、これは切迫早産を防ぐためには非常に有効な薬であり、副作用と効果のバランスを取りながら使用されます。
家族・パートナーができる入院中のサポート3選
毎日仕事の後に病院に通う中で、私が実際にやってよかった・喜ばれたことを3つご紹介します。
1. 凍らせたペットボトルを毎日届ける
マグセントの熱感には、冷たいペットボトルが本当に救いになります。前日の夜に水とお茶を凍らせて、翌朝届けるルーティンを作りました。
ポイント:複数本用意して、溶けるタイミングをずらすと一日中冷たさが続きます。
2. 暇つぶしの動画サブスクを契約
長期入院では、エンタメが精神的な支えになります。妻はhuluで毎晩ドラマや映画を観ていました。Netflix・Amazon Prime・huluなど、好みに合わせて契約してあげるのがおすすめです。
3. ノンストレステストの結果を一緒に喜ぶ
毎日の検査結果に妻は不安と希望が入り混じります。「今日も3人とも元気だね」と一緒に確認することで、孤独感を和らげられます。
これから多胎妊娠で入院される方へ
多胎妊娠での入院は、母体のリスクと胎児の安全のバランスを取る大切な時間です。副作用に悩まされることもありますが、それは赤ちゃんを守るために必要な治療です。
家族のサポートと医療スタッフのケアがあれば、必ず乗り越えられます。同じ経験をされる方の不安が少しでも和らげばと思い、リアルな日常を綴っています。
続きは「入院生活〜出産まで〜」で書いていますので、よろしければあわせてお読みください。



コメント